「周囲に合わせるだけの毎日」ー人間関係での苦悩と心の病の始まり【43歳女性】の体験

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• 「なぜ自分だけ違う？」—発達障害によるこだわりが生んだ子ども時代の孤立感と葛藤【36歳女性】の体験

発達障害を持つ大人たちが直面する課題を実体験から考えましょう

発達障害を持つ方々が子ども時代に経験した悩みや課題は、大人になった今でも生活に影響を与えていることが少なくありません。

今回のアンケートでは、発達障害を持つ大人が幼少期に感じた困難や孤立感、周囲との違和感についてのリアルなエピソードを集め、分析しました。

これらの体験を通じて、発達障害の特性を理解し、子ども時代の支援のあり方やその後の成長への影響を深く掘り下げていきます。

記事を読むことで、ご自身やご家族、支援者の方が、発達障害の子どもに対する理解とサポートの手がかりを得る一助となれば幸いです。

どうぞ今後の参考にしてください。

発達障害の特性が浮き彫りになる｜子ども時代の本音と悩み

GKさんの子ども時代の体験談

※掲載内容は原文そのままとなっており、誤字や脱字が含まれる場合がございます。ご了承ください。

子どもの頃、注意力が続かないと感じたことは、どのくらいの頻度でありましたか？

選択式　※青が回答

・毎日のようにあった

・週に何度かあった

・あまりなかった

・ほとんどなかった

他の子どもとの協調性が難しかった場面がありましたか？

選択式　※青が回答

・いつも感じていた

・時々感じていた

・あまり感じなかった

・まったく感じなかった

子どもの頃、集団活動で困難を感じたことがありましたか？

選択式　※青が回答

・よくあった

・時々あった

・あまりなかった

・まったくなかった

他の子どもたちと違う行動をとってしまうことで、周りから浮いたように感じたことはありますか？

選択式　※青が回答

・よくあった

・時々あった

・あまりなかった

・まったくなかった

学校や家で人と目を合わせることが難しかったですか？

選択式　※青が回答

・とても難しかった

・少し難しかった

・あまり難しくなかった

・まったく難しくなかった

他の子どもに比べて自己主張が苦手だと感じたことはありましたか？

選択式　※青が回答

・かなり感じた

・少し感じた

・あまり感じなかった

・まったく感じなかった

学校や家庭でのルールや指示が理解しづらいと感じた経験はありますか？

選択 式　※青が回答

・よくあった

・時々あった

・あまりなかった

・まったくなかった

子どもの頃、特定の行動やこだわりが原因で、周囲とトラブルになったことはありますか？

選択式　※青が回答

・何度もあった

・時々あった

・あまりなかった

・まったくなかった

子どもの頃、体育の時間や遊びで、他の子たちに比べて不安を感じた経験はありますか？

選択式　※青が回答

・はい

・いいえ

子どもの頃、失敗を恐れる気持ちが強く、挑戦することが苦手だったと感じることはありましたか？

選択式　※青が回答

・とても苦手だった

・すこし苦手だった

・あまり苦手ではなかった

・まったく苦手ではなかった

他の子どもと比べて感情がコントロールしにくいと感じたことはありましたか？

選択式　※青が回答

・かなり感じた

・少し感じた

・あまり感じなかった

・まったく感じなかった

子どもの頃、大きな不安やストレスを抱えやすかったと感じますか？

選択式　※青が回答

・非常に抱えやすかった

・少し抱えていた

・あまり抱えなかった

・まったく抱えなかった

学校や家庭での指導や指示が理解できなかったとき、どのような気持ちでしたか？

自分で解決しなければならい。自分のことは自分で解決しなければならない。

でも、苦しい。お母さんに(お父さんは無関心)心配させてはいけない。人に頼ることなく、自分でやっていかないといけない。という気持ちでした。

今思えば、そんなに小学生から大人の顔色を伺いながら生活していのは、おかしな話で、そういう家庭、厳しい家庭で育ったんだと思います。

特に今の時代になって、大人のADHD、HSPなどがあることが分かってきました。
逆にいうと、私の小学生時代は、親の言うこと、先生の言うことは絶対というのが、子ども(私)にとって、とても窮屈な学生時代だったように思います。

いまでも夫の顔色伺ったり、ママさん友達との会話の内容を選んだり、子供の態度のことでまだ起こってはいないことを教育相談したりということがあります。

友人や周囲との人間関係で感じた具体的なエピソードがあれば教えてください

何か話しづらい雰囲気をしているのか、グループの中にいてても、聞き役で何かをするにも周りの人の表情や感情を、勝手に先読みして、これはしないほうがいい、ということが多かったです。

本当に、人の顔色を伺う小学生だったと思います。仲間外れまではいきませんでしたが、もっぱら聞き役、やらされ役でした。

孤立はもう、慣れましたし、大人になってもそれは変わりません。

ただ、大人になって会社に勤めても、やはり人間関係で心を病み、休職→復職→休職→復職を繰り返し来ました。今は、自宅内起業で、自分だけで仕事をするようになって、少し楽になりました。

それでも不安神経症やPTSD、パニック障害と診断されて心療内科に通っている今現在です。

強いこだわりなどによって、他の人とトラブルになったことはありますか？

強いこだわりや繰り返しの行動によって、他の人とトラブルになったことはありません。
どちらかというと、子どもが強いこだわりがあるように見受けます。

発達支援センターの室長や園長、市の職員さんと面談すると、何も心配するようなことはなく、むしろ精神的にも思考的にも1学年～2学年上を行ってるといわれました。

母親となった今では、ある程度のこだわりは、子どもの特性を活かせるものになると思いますが、「これでないと絶対いや!」と朝に言われると、こちらもしんどくなり、向精神薬をＯＤすることがあります。

子どもの好きな事(自身の子どもは電車)でこだわりがあるのは、素敵なことだと個人的には思います。

ただ、服やマスクはこれでないと着ない、付けないとなると気が滅入ります。

子どもの好きな事(自身の子どもは電車)でこだわりがあるのは、素敵なことだと個人的には思います。

ただ、服やマスクはこれでないと着ない、付けないとなると気が滅入ります。小学校にあがり、制服がある分、マスクはこだわりがあり、たくさんある電車のマスクの中、この電車のマスクでないと嫌!となるのが億劫です。

他人から誤解を受けやすかった経験はありますか？

人の表情や感情を勝手に先読みして、怒られないように、叱られないように、相手が機嫌悪くならないようにと思い、感じて、周りからは真面目に思われて、目上の人に媚びを売ってるように見られることが多かったです。

決して媚びを売ってるつもりはなかったですが、嫌われないようにという思いが強いあまり、周りの人からはそのように見えたようです。

大人になり、自宅内起業した今では媚びるという人間関係はなくなりましたが、ママさん友達からは未だに「真面目、綺麗好き、完璧主義？、そこまで頑張るの？」と言われることが多々あります。

こども時代の人の顔色をみて行動してしまうことは、今現在も健在で、自身の子どもに対しては「こだわりの強さ」に対して逃げ道を常に探している状況です。

学習や理解の遅れが原因で困ったことやストレスを感じたことはありますか？

嫌なことがあっても、誰にも相談出来なかったし、相談することは恥だと感じていました。
学習は出来ていましたが、人間関係を気づくのに、顔色を伺うことがしんどく感じることが多かったです。

学習や理解の遅れはなかったので、これに関するストレスはなかったですが、小学生～高校生までは人間関係でのストレスがとても多く感じます。

当時は合わない人、理解できない人とは距離を置き、自分は自分でいいやと思える部分もありました。
そう思えるようになったのは中学生で、音楽高校受験で、私は学習よりピアノの技術を求められてる特殊な人間、高校でも学習よりもピアノの知識・技術が何より重要と思うようになったからです。

25歳の時にPTSD、パニック障害と診断されましたが、不安神経症は昔からあって、あることがきっかけでPTSD、パニック障害になったと思っています。

授業中や自宅での勉強に集中できなかった経験はありましたか？

授業中や自宅での勉強に集中できなかった経験はありません。

逆に、先生に怒られないように、真面目に聞いてきちんと授業をうけていました。

集中できないときは、隣の人が鉛筆の回す・貧乏ゆすりをする・一定の良く分からないリズムをとられると、耳をふさぐまではいきませんが、とても不快で嫌でした。
どちらかというと、大人になってから、耳をふさぐようになりました。

今でもそうですが、特に小学生のときは、隣の人がしわくちゃな教科書だったり、椅子を揺らして授業をうけていたりは嫌でした。

授業にはついていけて理解も出来てましたが、やはり、貧乏ゆすりは昔も今もとても不快なものでストレスがかかり、勉強に集中できません。

電車の中で、仕事専用のInstagram作成していても、視界に貧乏ゆすりが見えると席を替えたり、背中を向けたり、車両を替えたりします。

宿題や課題の提出についてのエピソードを教えてください

宿題や課題は怒られないように、すぐにしましたし、提出はいつも一番になるようにし、親や先生には怒られない叱られないようにしていました。

学習面では障害がなかったので、むしろ満点に近いテスト結果・成績でした。ただ、それも親や先生の顔色を伺う行為の一つだったように思います。

本当に好きで学習をしているというよりかは、出来ることを認めてもらうための行動でした。

両親が私が寝ると、１階で喧嘩をするのを2階のベッドで聴いていたので、枕を顔と耳を埋めて、親を困らせてはいけない、親を不快な気持ちにしてはならない、ちゃんときちんと学校行って、良い成績とらないといけない、そういう小学生時代でした。

提出物は完璧に仕上げて提出です。

集団活動や運動が苦手だった場合、それがどのような影響を与えたか教えてください

運動は苦手ではありませんでしたが、小児喘息を当時は患っており、持久走は苦手でした。
集団活動は、「〇〇したらいいのに」「こっちのほうが効率的でいいのい」と思っていても、なかなか言い出せなかったです。

これをいったらこう思われるだろうから、少し待って同じような意見がでたら言ってみようか…という感じでした。

今でいう自己肯定感がとても低い小学生時代です。

時代もあるとは思いますが、叱られて、叩かれて、怒鳴られて、が躾とさせていたので、自分から意見をいう家庭ではなかったと思います。

家庭環境によっては、ADHDでも見過ごされて集団活動に私以上に苦しんだ方々がいると思います。
たしかに、今思えば、あの子はADじゃなくてもHDやったかもしれない…と思い返すことがあります。

感情が抑えられなかったエピソードがあれば教えてください

厳しい先生のもとでピアノを習っており、手を叩かれる、怒鳴られる、「なんで出来ないの？！」の暴言。今となってはそれが糧になり、今の仕事に繋がっていますが、反面教師として今の仕事に活きています。
帰りの1時間の電車の中では声を出さす、ひたすら泣く。

人目を気にしてても、涙が出てくる。
感情が抑えられなくて泣くことがあっても、声に出さず、声を殺してないてました。

学校や家では「いい子ちゃん」でもピアノのレッスンでは感情のコントロールが難しかったです。

ただ、家にたどり着くまでには泣き止むことにしてたので、どんなに辛いレッスンでも親は知りません。

ピアノを叩きつけるように弾くことで、自分の感情をコントロールしてました。

ピアノの練習は大いにしてという母親の思いがあったので、むかついたときは、ピアノの曲をとにかく叩きつけて大きく力任せに弾いてました。

学校や家庭で「普通」とされることに適応できず、葛藤した経験があれば教えてください

小さなことにも、不快と感じる敏感さがとても苦しめました。

ちょっと無視された、貧乏ゆすりが気になる、小学生のちいさな自慢話、小さい声だけど低い声だから響いて不快でした。

今となっては「普通って何？」って「ちゃんとしてって何？どうすること？」「きちんとしてって何？どうするの？
」と声に出していえますが、私にとっていわゆる「いい子ちゃん」が普通でした。それがしんどかった。

たぶん、普通とさせることはできていたと思いますが、それもやはり、周りの顔色伺い、叱られないか怒られないか、叩かれないかを基準としたものです。

本当に、今思うと、私の小学生時代はしんどかった。普通ができても、普通を装っている、もしくは普通以上を目指してやっていたので苦痛でした。

他の子どもや大人から指摘されたネガティブな特徴や言葉はありますか？

「真面目」「考えすぎじゃない？」「お前はおかしい」「ブス」「どっかいけ」「お前は病気や自覚しろ!」「きちんとしている」「綺麗好き」

正直、「真面目」でなにがいけないのか、いまだに分かりません。「あなたの「きちんと」の定義をおしえてください。

「綺麗好き」のどこが悪いのか、むしろ良い事なのに、言い方がとっても嫌らしく不快。

「お前はおかしい」「お前は病気や自覚しろ！」は夫の言葉ですが、3時間も正座で座らされ、夫はソファーに横になりながら暴言発言。

夫の発言に対しては「はい、そうです。病気です申し訳ございません。薬の飲んできます」で終わります。

「真面目」や「きちんとしている」「綺麗好き」にたいしては嫌味な言い方でも「そうなんです。

ありがとうございます。そう言っていただけると、一層励みになります」と答えるようにしています。

家庭内起業なので、外でママさんと長々と話をすることもないので、笑顔で「そうなんです。

ありがとうございます。そう言っていただけると、一層励みになります」と答えるようにしています。

大人になった今、子どもの頃の自分を振り返ってどのように感じていますか？

当時の自分を褒めてあげたいし、認めてあげたい。

「よくやってるね」「その努力、忍耐は必ず報われるよ」「大丈夫、時には人に頼っていいんだよ」と言ってあげたいと思います。

頑張ってるところに「頑張ってるね」だけでなく、「大丈夫だよ、味方だから安心して時には力抜いて」と言ってあげたいです。

今思うと不安神経症の傾向が昔からあって、それが「私」で何も恥じることなく、敏感なのはよく俯瞰してるからだと認めてあげたいと感じています。

本記事に記載されている特徴は、発達障害を持つ全ての個人に当てはまるわけではなく、個人差があることをご留意ください。

この記事の監修者

大人の発達障害　ADHD（注意欠如・多動症）・ASD（自閉症スペクトラム症・アスペルガー症候群）・グレーゾーン・繊細さん　サポートについて

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発達障害で悩んでいると、一人で抱え込みがちになってしまうかもしれません。

でも、あなたは決して一人ではありません。困ったときは、誰かを頼ってもいいんです。

むしろ、人とつながることで新しい視点や解決策が見つかることも多いものです。

自分の特性を理解し、それを活かすことで、これまで見えなかった可能性が広がります。あなたが感じている不安や悩みは、共感できる人が必ずいます。

私もその一人として、あなたの力になりたいと思っています。

これまで多くの方々が、自分自身と向き合いながら前に進んできました。

あなたもきっと、自分らしい生き方を見つけることができます。その一歩を踏み出すお手伝いをさせていただければ幸いです。

ブログやSNSでは、発達障害に関する情報や日々を豊かにするヒントを発信しています。

ぜひご覧になってみてください。もし何か気になることや話してみたいことがあれば、いつでもお気軽にご連絡ください。

一緒に悩みから解放され、明るい未来へと歩んでいきましょう。

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