仕事の指示が曖昧に聞こえる?コミュニケーションのギャップに苦しむADHD特性が生む職場での誤解【30歳女性】の体験/貴金属/ブランド品買取

発達障害を持つ方が職場で経験する困難やサポートに関する体験談はコチラにまとめてます▼

発達障害を持つ方が子ども時代に経験したエピソードはコチラにまとめてます▼

目次

発達障害を持つ人たちが直面する課題を実体験から考えましょう

発達障害を持つ方々が日常や職場で感じる葛藤や挑戦、その解決法は個人ごとにさまざまです。

今回のアンケートは、発達障害を持つ方が経験しているリアルなエピソードを通じて、その思いや悩みに寄り添い、より深い理解とサポートのヒントを提供します。記事を通して、安心して働ける環境づくりや、共感と理解を深める手がかりを見つけていただければ幸いです。

どうぞご自身や周囲のサポートにお役立てください。

発達障害を抱える方々が語る職場での本音と葛藤

ラナさんのリアルな体験談/IT業界

プロフィール

お名前を教えてください(イニシャル・ニックネーム など可能です)

「ラナ」です。

年齢を教えてください

30歳です。

性別を教えてください

「女性」です。

あなたが自覚している発達障害の特性は?

ADHD(注意欠如・多動症)です。

転職回数を教えてください

4回です。

転職した理由を教えてください

自分には合わないなと思ったら行きたくなくなってすぐやめてした

失敗体験や辛い経験をした時の年齢を教えてください

22歳です。

その時の職種と業種を教えてください

貴金属、ブランド品買取

※掲載内容は原文そのままとなっており、誤字や脱字が含まれる場合がございます。ご了承ください。

発達障害の特性がもたらす職場での悩み

頼まれていたことを少し時間が経つと他の事で気を取られて忘れてしまっていたことがよくありました。

お金に直結することが多い仕事だったので、身を引き締めて頑張ろうと思っていたのですが、上司が親身に説明してくれていても別の事が気になりだすとそっちが気になって話が入ってこず結局身に染みてないからミスをしたり、何がダメだったのか分からなかったり、上司も何が分からないのか理解してくれなかったり、苦しい時期がありました。

きちんとノートに書いたり、自分で学んだことを1から教科書のようにまとめたり、それは得意だったのですが、ノートを取るデザイン性を重視して書いていただけで内容は頭に入って来ていませんでした。

障害の特性からか0か100かというような感覚があり、このくらいでいいよっと言われる感覚が理解出来ず、はっきりしたください!はっきり納得出来る内容で説明してください!と上司に噛み付いたりしていました。

それについても噛み砕いて説明してくれていたのですが、その感覚や説明が理解出来ず苦しみ、ご迷惑をおかけしたことも多々ありました。

言っては行けない事をお客様に行ってしまったり、伝えないといけないことを伝え忘れていたり。

それなにの勤務時間があったのですが、全然言われた事が発揮できていませんでした。

そこを気をつけようと思っても、余計に疲れたり、落ち着きを無くしたり空回り状態で余計に悪い雰囲気になっていました。

それでも優しい会社の人たちに申し訳なく感じ、頑張ろうとして、また余計なことを言ったりしたりしてしまい、どうしてこんなに集中力が無いんだろうと、嫌になって叫んだり体を叩いたり無性にしてしまう時もありました。

上司や同僚との関係で感じるコミュニケーションの課題

私の感覚と上司の感覚が違うので、説明をしてくれてもなるほど!っと腑に落ちて身にしみてくることがほとんどなくて分かり合えるのにも、話が落着するのにもかなりの時間がかかっていました。

この前こうやって言ってましたよね?!なのになんで今日のこの場合は違ったんですか?!とか、さっき言った発言と今言ってる発言は矛盾してませんか?!とか全然意図が読み取れなくて辛かったです。

要はケースバイケースの感覚を分かりやすく教えてくれようとしてたのですが、そんなことのり話が変わってる!って事に自分は着目してしまって、説明されてももちろんそれが理解出来ませんでした。

暗黙の了解とかケースバイケースとか、ルールがあってないようなもんではないか!と、いい加減な会社なのか!と興奮して話したり泣いてしまうこともありました。

きっとみなさん大変な時間だったと思います。

しかし理解出来ると、自分の中でバチっと来たものは成果もあげれて多々褒めていただいていました。

その感覚が嬉しくて頑張れるモチベーションにはなっていましたが、理解出来ない部分の仕事にはなるべくふってもらわないようにして何度も面談して相談して会社の不利益にならないように使ってくださいとお話しました。

自分も迷惑をかけていると思うのが辛かったので、こちらの気持ちも汲んだ対応をしてくれた上司には本当に感謝です。反

対に私がこう思うんです!こういう解釈なんです!って言うのを伝えても、なんでそうなるんだ?!視点が違うぞ?!落ち着け!とよく言われていました。

私はそわそわはやとちる部分があったので本当に集中力が無いなとハッとさせられる事がよくありました。座って話していても立ち上がる事も多くよく驚かれていました。

その問題にどう取り組んだか、また対応に苦労した経験について

まずは理解しようとしても難しいので客観的にどう思うかを考えるようにしたのと、感情的に動き出したり、言葉に出したらするのをぐっとこらえるところから意識しようと思いました。

じっと座っているのもしんどくて爪を噛んだり、トイレによく行ったり、そわそわしている事は多かったと思います。

パソコン業務も多かったのでそれは苦しい時間でしたが、ペースに乗ってくると集中して作業出来ていたのですが、そんなのと稀でした。

基本的にそわそわして画面以外のところが気になったり、今関係無い仕事の内容が気になったり、考え出したら止まらなくなって上司に相談しにいったりしていました。

今はその事は考えなくていいし、急ぎじゃないから大丈夫!そのデスクワークを終わらせてと言われても、それが先に終わらないとこれも進めないと思うんです!とかまた理解が出来ていなかったりとありましたが、まずは相手の言っている通りに自分がこなすことを優先に意識しました。

今目の前にあることに集中することに集中する、じっと座ってやり終える!を念頭に置いて少しずく気が逸れる時間を減らして行けたらなと自分なりに対策していた事でした。

どうしても動きたくなるとトイレに行って、少しあるいて水分の入れ替えをしてまた集中したらいい!と自分の中でのルーティンも出来上がっていたと思います。

逆に途中で周りから声をかけられたり、別のことを言われたりするとどうしても外部的に気が逸れてしまい、自分の世界に戻るのが難しくスイッチが切れたように、だーらだーら椅子をゆーらゆーらするような事が無意識にもあったりしました。

後から思うと申し訳ないのですが、その時は何も考えれていないので反省の繰り返しで意識するようにしていました。

困難が続いたときに抱いた気持ちと向き合い方

そわそわしているからかテンパったり、あがったりしてしまうことが多く、言わなくていいことを言ってしまったら、しなくていいことをしてしまったり、やり直しになったり、損害になったり色々と同じような事を繰り返してしまっていました。

とにかく落ち着いてと言われていましたが、落ち着いても言われるほどハラハラせかせかしてしまって、また空回りの事をしてしまっていました。

まずはそのループを断ち切ることを意識しないと、何度でも繰り返してしまうので、こう言う状態になったらこうする!というのを自分の中で決めておく事にしました。

業務上では言われた事しかしない!言われた事に集中する!勝手に動かない!というのを肝に命じて自分のお尻に鞭打って意識していました。

ミスをしてしまったあとに落ち込んだり、元気が出なかったりは付きものだったので、泣かない、悪い考えばかりしない!切り替える!というのを言い聞かせるようにしていました。

今まではとことん自分の納得するところまで落ち込んでしょげて、時間が解決してくれるというマインドでしたが、周りにも迷惑をかけますし、早めの切り替えも大事だと学んで行きました。

切り替えは自分のどんな負の状況でも大事な事なのでその意識はどのタイミングでも置き換えられるように頑張っていました。

今までは何事も後ろ向きで不安でそわそわしていた部分があったのですが、前向きなループに持っていけるように自分の中で手段を作っておくと多少はいい方に変化していけてたと思います。

それが最初はなかなかしんどい部分もありましたが、それが当たり前になるといいループになっていくと信じて頑張れていたと思います。

何も考えないよりは実際にいい方向になれたと思います。

発達障害の特性を持ちながらでも、仕事で達成感を感じた経験はありますか?

集中力が無い、注意力散漫が基本ですが、自分がこれは!!!というものに対しては何に邪魔されることもなく集中して取り組む事が逆に出来ていました。

こうしよう!こうした方がいい!こうしなければ!こうしないといけない、、など切迫感があると逆に良くないところが目立ってしまうので、理想でいうと自分の得意だと思えるもの、その時の心の環境、体調によって自分のペースで選んで仕事が出来ると1番パフォーマンスが良く発揮できると思います。

結局は興味ない事、理解出来ない事には集中力が続かない事が多いので自分が頑張れそうなものをやらせてもらえると集中力倍増で取り組めると思います。しかし社会人なので、協調性もないといけないと思うので、言われていることも理解しながら取り組み、みんなで協力して業務をこなしていきたいという気持ちはもちろんあります。

その中で一つの買取販売をみんなで相談しながら大幅な利益を産める結果になった時は落ち着いてみんなで相談しあって意見しあって落ち着いて対応出来たからこその結果であって、その中に自分も居た事がとても存在意義があって嬉しかったです。

そのように段々みんなと一緒に仕事していける力を身につけて成長していけたと思います。

アンケートのまとめ

ADHDとASDの特性を持ち、現在までに4回以上の転職経験があります。

彼女が直面した主な困難は、事務的な作業や数字の扱いにおけるミスの多さ、注意散漫によるスケジュール管理の難しさ、そして上司や同僚とのコミュニケーションの困難さです。

具体的には、頼まれた業務を忘れてしまったり、指示を正確に理解できずにミスを繰り返したりすることが多くありました。

また、自分の意見をうまく伝えられず、理詰めで追い詰めてしまうことで人間関係に亀裂が生じ、結果として孤立感を深める状況に陥っていました。

実体験から見えてくる課題は、発達障害の特性が職場での業務遂行やコミュニケーションに大きな影響を与えることです。

ADHDの特性として、注意力の欠如や時間管理の困難さが挙げられ、これがミスの原因となりやすい環境を生み出しています。

また、ASDの特性により、相手の意図や感情を読み取ることが難しく、コミュニケーションの齟齬を引き起こすことも少なくありません。

発達障害の特性は、一見すると職場での障壁のように感じられるかもしれません。

しかし、その中には独自の強みや才能が隠されています。重要なのは、自分自身の特性を正しく理解し、それを活かす方法を見つけることです。

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ここまでお付き合いくださりありがとうございます。
こちらの記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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