コミュニケーションに悩む医療従事者の実体験 – 『何がしたいの?』と言われる苦悩とその背景【26歳女性】の体験/医療従事者

発達障害を持つ方が職場で経験する困難やサポートに関する体験談はコチラにまとめてます▼

発達障害を持つ方が子ども時代に経験したエピソードはコチラにまとめてます▼

目次

発達障害を持つ人たちが直面する課題を実体験から考えましょう

発達障害を持つ方々が日常や職場で感じる葛藤や挑戦、その解決法は個人ごとにさまざまです。

今回のアンケートは、発達障害を持つ方が経験しているリアルなエピソードを通じて、その思いや悩みに寄り添い、より深い理解とサポートのヒントを提供します。記事を通して、安心して働ける環境づくりや、共感と理解を深める手がかりを見つけていただければ幸いです。

どうぞご自身や周囲のサポートにお役立てください。

発達障害を抱える方々が語る職場での本音と葛藤

灰谷蘭さんのリアルな体験談/IT業界

プロフィール

お名前を教えてください(イニシャル・ニックネーム など可能です)

「灰谷蘭」です。

年齢を教えてください

26歳です。

性別を教えてください

「女性」です。

あなたが自覚している発達障害の特性は?

ADHD(注意欠如・多動症)・・ASD(自閉スペクトラム症)・学習障害(LD)/限局性学習症(SLD)どれにもあてはまりません。

転職回数を教えてください

0回です。

転職した理由を教えてください

奨学金を借りていたのですが返すのに特定の職につかなければいけなかったから

失敗体験や辛い経験をした時の年齢を教えてください

24歳です。

その時の職種と業種を教えてください

医療従事者

※掲載内容は原文そのままとなっており、誤字や脱字が含まれる場合がございます。ご了承ください。

発達障害の特性がもたらす職場での悩み

入らなかったりミスを繰り返してしまうことが多くあります。

仕事場の人や家族などコミュニケーションが取れないことが多くなり仕事場で困ってしまったり、相手の気分を悪くしてしまうことがあります。

周りの人としっかりとしたコミュニケーションをとりたいのにも関わらず会話が噛み合ってなかったり相手が知りたいこととは別のことを喋っていたり逆に相手のことを考えすぎて話せなかったりすることによりコミュニケーションを取りずらくなってしまいます。

上手く喋ろうとすればするほどどんどんどうしたらいいか分からなくなり余計にコミュニケーションを取れなくなってしまいます。


また、忘れ物が多かったり、相手から聞いた事をすぐ忘れたりしてしまいよく叱られることがあります。

気をつけようとメモをしたりもするのですが他のことに集中しているとそのメモしたことも忘れてしまうため「何回同じことを言ったら分かるの?」と飽きられられてしまうこともありました。

上司からはしっかりコミュニケーションをとりなさい。分からなかったら聞きなさいと言われるのですが何を聞いたらいいのか。

どういうことを聞いたらいいのかも分からず大まかに説明されてもあまり理解が出来ません。

そのため聞いてみるとそんなことも分からないの?と呆れられてしまいます。気をつけようと意識はするのですがそれも忘れてしまい、結局怒られてしまうようになります。

怒られてしまうことで私の中では余計に人とコミュニケーションを取ることが恐怖に感じてしまいました。

そのため、悪循環になっているように私の中では感じています。

コミュニケーションを自分の中で取ろうとしていますが、恐怖感に襲われて喋れなくなってしまっています。

上司や同僚との関係で感じるコミュニケーションの課題

思ったことや言いたいことを伝えようとするのですが思ったことが言えず言葉が詰まってしまいよく「何が言いたいか分からない。」「どうしたいの」と言われてしまうことが多くあった。

コミュニケーションを取るにあたり何故か言葉のキャッチボールが上手くいかず相手からおかしい人という目で見られ、陰口を言われることや虐められることもありました。

周りの理解がないため、酷い扱いも受けるので仕事的にも気分は悪くなり相手とのコミュニケーションをとることもしんどくなっていきました。

相手の言葉が理解出来なかったり伝えたい言葉を頑張って説明するが上手く伝えることが出来ず意味が分からない。

もっと簡潔に伝えてくれと言われるがどのように伝えてたら納得してもらえるのか考えても理解が出来ずその後伝えることが怖くなってきてしまいます。

職場の人と沢山関わって協力していこうという気持ちはあるのですが私が行ったことは職場の人のして欲しいこととは真逆なことを行うことが多いため逆に迷惑をかけてしまい怒られてしまうことがあります。

そのため、迷惑人間のような扱いにされてしまいます。

私は皆様のために私なりに出来ることはしようと思い行動するのですが全然違うことをしてしまい迷惑ばかりかけるようなことをしてしまいます。

そのため、迷惑をかけないようになるべく言われたことしかしないようにすると次は積極的に働けと怒られてしまいやる気がないように思われてしまいます。

私は自分なりに頑張って喋ってみたり行動してみたりするのですが相手にはそれが伝わらずおかしな行動、言動が多いことして認識されるようになりました。

思っていることは伝わらず呆れられて何がしたいの?と言われるようになりました。

その問題にどう取り組んだか、また対応に苦労した経験について

なぜ、私だけこんなに仕事が出来ないのかを凄く考えて悩みながら障害じゃないかインターネットで調べたり友達や家族に相談して話を聞いて貰ったり恋人に会って気分転換を行ったりしました。

ストレス発散のために気分転換に外に出て遊んでみたりもしました。

それでもやはり悩みやその困難は治らなかったため精神病院を紹介してもらい専門の先生に診断をしていただきました。

それがあったことにより、自分がなぜ仕事上で上手くいかないのかコミュニケーションがとれにくい理由が分かりました。

自分はそういう病気であるとわかると気持ち的にも楽にはなりますが仕事場の相手とコミュニケーションをとることはまだ難しく話すことも怖くなって克服は出来ていません。

自分の気持ちとしてはとても楽にはなりました。

家族も納得して下さり家の中でも前より居心地のいい私生活が送れるようになりました。

家族の中では私が言いたいこと伝えたいことを汲み取って下さり「こういうことかな?」とか「こういうことでいい?」など言い換えて伝えてくださり言葉が詰まると急かさず待ってくれるようになりました。

そのため、焦らず伝えることへの恐怖感や顔色を伺うことも前よりも無くなりました。

しかし、それは家族感や友人の中だけであり、職場の中では理解されておらず、良く変わっている子やおかしい子という認識をされて影で悪口を言われている事が多くあります。

子持ちのいい大人が。人の上に立つ人なのにと何回も自分の中で思いました。

言いたいことが山ほどありますがそれを吐き出す勇気がなく溜め込んでしまっていたため、しんどくなっていましたが、家族や友人がしっかり聞いて理解してくださることにより頑張っていこうという気持ちにはなりました。

困難が続いたときに抱いた気持ちと向き合い方

毎日、忘れ物をしてしまったり伝えられたことを忘れてしまっていたり優先しなければならないことを理解出来ていなかったりしてしまいなぜ誰でも分かるようなことできるような事が出来ないのだろうと自問自答を繰り返し悩んでいました。

分からないことは聞くようにしていますが、聞いてみると「え?」と嫌な顔されたり「それ今必要?」と普通考えたら分かるでしょ?というような顔で見られることで何でそんな顔されるのか私は出来が悪くダメな人間なんだと落ち込んでしまうことが多くありました。

何が普通の人と違うのだろうか私は普通じゃないんだ。

と感じてしまうことが多くなっていき、言われたことすら出来ないなら私は必要無いのでないかと精神的にも参ってしまうことが多くなっていました。

毎日のように叱られて努力をしても努力していないように言われてしまい、何で出来ないのか何で忘れてしまうのかも分からないことで頭もおかしくなったんじゃないかと悩んで泣いて苦しい日が続いていました。

それが続いてしまったことで人とコミュニケーションをとることが恐怖に感じるようになりました。恐怖感が募っていき、人すら怖くなりました。

何をやっても上手くいかず怒られることにより私自身何をやってもダメなんだ。

ダメな人間なんだと思うようになりました。

そのため、何かに挑戦して行こうという意欲もなくなり、積極性もなくなりました。何かをして人に迷惑をかけてしまうより何もせず大人しくしていようと思うようになりました。

しかし、何か気になってしまうと集中してしまうため周りが見えなくなります。

そのため、それでまた周りに迷惑をかけてしまい、怒られてしまいます。怒られないようにしようと思うのですが何をすると怒られるのか私自身分からないためもうどしたらいいのかと悩んでしまいます。

発達障害の特性を持ちながらでも、仕事で達成感を感じた経験はありますか?

発達障害の特性を持ちながらも、これまでの仕事で少しでも成功や達成感を感じた瞬間はありましたかということでましたが、私の中で成功したり達成感を感じたかと聞かれたら正直分かりません。

しかし、自分なりに分からないところを調べて勉強をし些細なその人の変化に気づけたり試験にクリア出来たりあなたは本当に素敵な人ねと言われたりその小さな言葉や結果は私にとってかけがえのないものでとても嬉しいものです。

人に褒められたり喜ばれたりすることで私には私頑張ったんだと思えたり私は間違っていなかったのだと自分自身を認めてあげられるものになります。

自分はダメな人間ではないと認めて上げられる唯一の物になるのではないかと私は思っています。

そして、私の中ではその言葉1つ1つは生きる原動力に変わっていきます。私はダメな人間じゃないんだ。私の行動は間違ってなかったんだと改めて実感することができ、もっとこれからはこうして行こうと学ぶことが出来ます。

私はこれから1人で抱え込むのではなく家族や友人にさせてもらいながら自分のスピードで人と関わっていき自分なりに出来ることに挑戦していくべきだと思いました。

自分なりに自分らしくいることがとても大切なのだと様々な方とか変わっていくなかで学ぶことが出来ました。

アンケートのまとめ

ご相談者は職場で頻繁にミスを繰り返し、忘れ物や指示を忘れてしまうことが多かったそうです。

その結果、上司や同僚から叱られることが増え、自信を失っていきました。さらに、自分の思いを言葉でうまく伝えられず、「何が言いたいのかわからない」と言われてしまうこともありました。

職場でのコミュニケーションがうまくいかないことで孤立感を抱き、次第に人と話すこと自体が恐怖に感じるようになってしまったといいます。

この発達障害の実体験から見えてくる課題は、職場でのコミュニケーションと業務管理の難しさです。ADHDの仕事の悩みとして、注意力の欠如や忘れ物の多さ、指示を理解する難しさが挙げられます。

これらは、発達障害と職場環境の調和が取れていない場合に起こりやすい問題です。

また、家族や友人の支えによって自分の特性を理解し、少しずつ前向きな気持ちを取り戻しています。

しかし、職場での理解が得られないため、依然として困難を感じてしまうこともあるようです。

この記事の監修者

鈴木祐貴(すずき ゆたか)

大人の発達障害専門サポート

発達障害の特性を持つ大人のためのコンサルタントとして、多くの方の「自分らしく働く」未来をサポートしています。

発達障害を持つ方が普通に働き、安心して日常生活を送れるような環境作りに情熱を注いでいます。

経歴と実績▼

・人材育成のプロ:人材育成10年、マネジメント10年、管理職8年の経験を持ち、発達障害を持つ部下や後輩の育成にも成功。支店や部署全体の成績向上に貢献。

・多部門での実績:人事部、営業部、管理部、経営企画部で所属長を歴任。
営業・マーケティング、社内マネジメント、企画開発など幅広い分野で活躍。

大人の発達障害 ADHD(注意欠如・多動症)・ASD(自閉症スペクトラム症・アスペルガー症候群)・グレーゾーン・繊細さん サポートについて

ここまでお付き合いくださりありがとうございます。
こちらの記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

発達障害で悩んでいると、一人で抱え込みがちになってしまうかもしれません。

でも、あなたは決して一人ではありません。困ったときは、誰かを頼ってもいいんです。

むしろ、人とつながることで新しい視点や解決策が見つかることも多いものです。

自分の特性を理解し、それを活かすことで、これまで見えなかった可能性が広がります。あなたが感じている不安や悩みは、共感できる人が必ずいます。

私もその一人として、あなたの力になりたいと思っています。

これまで多くの方々が、自分自身と向き合いながら前に進んできました。

あなたもきっと、自分らしい生き方を見つけることができます。その一歩を踏み出すお手伝いをさせていただければ幸いです。

ブログやSNSでは、発達障害に関する情報や日々を豊かにするヒントを発信しています。

ぜひご覧になってみてください。もし何か気になることや話してみたいことがあれば、いつでもお気軽にご連絡ください。

一緒に悩みから解放され、明るい未来へと歩んでいきましょう。

あなたが自分らしく輝けるよう、心を込めてサポートいたします。

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