大人の発達障害 「わざとサボっている」と誤解される発達障害者の職場での悩み【41歳女性】の体験/医療事務

発達障害を持つ方が職場で経験する困難やサポートに関する体験談はコチラにまとめてます▼

発達障害を持つ方が子ども時代に経験したエピソードはコチラにまとめてます▼

目次

発達障害に関する体験談を通して理解を深める

発達障害を持つ方々が直面する困難や、その乗り越え方は人それぞれです。

今回のアンケートでは、発達障害を持つ方々のリアルな体験談を集め、同じ特性を持つ方々が安心して働ける環境づくりや、発達障害に対する理解を深めるための参考にしています。

あなた自身や周囲のサポートに役立つ情報をぜひお読みください。

発達障害を持つ人が職場で直面する問題とその対処法

カナちゃんさんのリアルな体験談/IT業界

プロフィール

お名前と年齢を教えてください(イニシャル・ニックネーム など可能です)

「カナちゃん」です。41歳です。

性別を教えてください

「女性」です。

あなたが自覚している発達障害の特性は?

ADHD(注意欠如・多動症)& ASD(自閉スペクトラム症)です。

転職回数を教えてください

4回以上です。

失敗体験や辛い経験をした時の年齢を教えてください

27歳です。

その時の職種と業種を教えてください

医療事務です。

※掲載内容は原文そのままとなっており、誤字や脱字が含まれる場合がございます。ご了承ください。

職場で感じた理不尽な瞬間 (複数選択可)

複数選択可 ※青が回答

指示や期待が不明確で、何をすべきかわからなかった

他の人と同じミスをしても、自分だけが厳しく叱られた

・上司や同僚が自分の特性を理解してくれなかった

自分の特性を理由に差別的な扱いを受けた

・会議やチーム作業での意見が無視された

・特定の業務が与えられず、疎外感を感じた


・特に理不尽さは感じなかった

理不尽な上司や同僚とのやり取り

何度やっても定期的にミスをする為、上司に『わざとさぼっている』というレッテルを張られ会社備品の破損を私のせいにされ『自分の物じゃないから大切に扱わないんでしょ』と決めつけられるということがあった。

叱責されればされるほどミスが増えた。対処できず退職。

現在の上司は私をよく観察してくれていて、しまい忘れや、確認漏れなどを私が気づく前にフォローしてくれています。

あとで謝るとそのくらい大丈夫と言っていただけて感謝しかありません。

仕事で特に苦労した場面 (複数選択可)

複数選択可 ※青が回答

タスクや業務を同時に進めるとき

・締め切りや期日を守るとき

上司や同僚とのコミュニケーションを取るとき

会議や報告を行うとき

複雑な業務や指示が多いとき

環境が騒がしいとき

・特に苦労は感じていない

努力しても報われないと感じた経験

メモをしてもメモしたことを忘れる。礼儀正しくしていてもにこやかにしているつもりでも冷たいや気遣いが出来ない、雑に扱われたと受け取られ嫌われてしまい人間関係の構築が出来ない。

衝動性が強く、興奮しないように注意を払っていても喜びも悲しみも声量が調整できないことがあり悪目立ちや、注目されたくない場面で注目が集まってしまう。

仕事での失敗に対する感情(複数選択可)

複数選択可 ※青が回答

自分の特性のせいで、どうしようもないと感じる

上司や同僚の期待に応えられないと感じる

失敗を繰り返し、自信を失ってしまう

ミスを防ぐためにさらにプレッシャーを感じる

周囲からの評価がさらに下がるのではと不安になる

自分一人ではどうにもならないと感じる

・特に強い感情はない

ミスに対処しようとしたがうまくいかなかった理由

日々積み重なる失敗の原因はマルチタスクをこなせず短期記憶が出来ないことです。

メモや付箋をしっかり時間を取ってもれなく書いていけば防ぐことができることもありますが、急な来客などイレギュラーなことがあると付箋に書くタイミングなのに準備ができないことで不安になり、さらにミスを誘発します。

メンターの様な人が一人いると生産性が数百倍に上がると思います。

職場で求めるサポートの形 (複数選択可)

複数選択可 ※青が回答

具体的な指示やタスクの優先順位を明確にしてほしい

締め切りに余裕を持たせてほしい

仕事の進行状況を頻繁にチェックしてほしい

静かで集中しやすい環境を提供してほしい

自分の特性を理解した上で、無理な期待をしないでほしい

特定の業務に対して補助やサポートをつけてほしい

・特にサポートは必要ない

サポートに関する具体的な希望

メンターの様な、私の理解者で進捗の管理や気づきを与えてもらえると、集中力はあるので生産性が何百倍にもなると思います。

消しゴムのカスを捨て忘れるなど本当にささいな、でも誰かの迷惑になってしまうようなミスを頻繁にするので、同僚のミスに寛容でない人が一人でもいると結束して攻撃をしてくると思います。

仕事でプレッシャーを感じた場面 (複数選択可)

複数選択可 ※青が回答

締め切りが迫っている時

複数のタスクを同時に進める時

上司や同僚とのコミュニケーションがうまくいかない時

クライアント対応をしなければならない時(電話やメール)

自分に任された仕事が上手くできていない時

会議の準備をしている時

・特にプレッシャーは感じていない

プレッシャーに対する具体的な感情

監視されているときですね。

入社後ミスを繰り返し、要注意人物認定されると以降は監視され続け常にプレッシャーを感じながらの仕事になるため、良いところさえも消えてしまいます。特に相性の合わない同僚や上司のいる場合は早々に諦めます。

つまり辞めます。

自分の特性を説明した際の反応

特性の説明は、家族にした時は障害なんてお前にはない。

親族に障碍者などいるわけがない。お前の甘えだ努力が足りないと一蹴されました。

友人に相談した時も、そんな悩み誰にでもあると言われ反応は特に変わりませんでした。

親族には発達に詳しい人間もいましたが私を扱いづらい人としか言われませんでした。

幼少期から親はなんとなくおかしいと気づきながらも、見て見ぬふりをして、障碍児の親になることを避けていたように思います。

仕事が向いていないと感じた瞬間

多くの人と深くつながるお仕事全般向いていないと思いました。

一期一会はむしろ得意で愛想も良くできますが、二度三度と顔を合わせるうちに、気に入ってくださったり、深いお話をして仲を深めようと取引先やお客様が私に接してくるようになります。

ここから私の苦手な関係に変化します。

そこで嫌われたり距離を取られたり、酷いときは悪い評判を流されたりしてきました。

どんな職種でもです。期待を裏切る態度を取ってしまいます。故意にでも無意識でもです。そうせずにいられないという表現になります。

仕事を続ける上での最大の不安

こちらへの期待を裏切られ、反撃をするかのように怒りや憤りを、言葉や表情で伝えてくるのではないかという不安です。

何についてもこれにつきます。

コミュニケーションも独特なのでそれ自体が嫌いという人が多いのも生きづらい要因です。

自分で言うのもなんですが変な人に見えることは理解しています。

おおらかに受け止めてくれる現在の上司には感謝しています。

アンケートのまとめ

発達障害を持つ人が職場で抱える不安や葛藤が見えてきます。

特に、他人の期待を裏切ってしまう恐れと、それに対する反撃が言葉や態度で返ってくるのではないかという強い不安が表れています。

また、独特なコミュニケーションスタイルが誤解を生み、生きづらさを感じることも少なくないとしています。

その一方で、現在の上司が特性を理解し、寛容に接してくれることで、職場で安心して働ける環境が作られている点にも触れられています。

このように、発達障害を持つ人にとって、職場での理解とサポートは、安心感をもたらし、仕事に前向きに取り組むための大きな支えになることが示されています。

職場での適切な支援が、個々の生きやすさにどれほど影響を与えるかが強調されています。

この記事の監修者

鈴木祐貴(すずき ゆたか)

大人の発達障害専門サポート

発達障害の特性を持つ大人のためのコンサルタントとして、多くの方の「自分らしく働く」未来をサポートしています。

発達障害を持つ方が普通に働き、安心して日常生活を送れるような環境作りに情熱を注いでいます。

経歴と実績▼

・人材育成のプロ:人材育成10年、マネジメント10年、管理職8年の経験を持ち、発達障害を持つ部下や後輩の育成にも成功。支店や部署全体の成績向上に貢献。

・多部門での実績:人事部、営業部、管理部、経営企画部で所属長を歴任。
営業・マーケティング、社内マネジメント、企画開発など幅広い分野で活躍。

大人の発達障害 ADHD(注意欠如・多動症)・ASD(自閉症スペクトラム症・アスペルガー症候群)・グレーゾーン・繊細さん サポートについて

ここまでお付き合いくださりありがとうございます。
こちらの記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

発達障害で悩んでいると、一人で抱え込みがちになってしまうかもしれません。

でも、あなたは決して一人ではありません。困ったときは、誰かを頼ってもいいんです。

むしろ、人とつながることで新しい視点や解決策が見つかることも多いものです。

自分の特性を理解し、それを活かすことで、これまで見えなかった可能性が広がります。あなたが感じている不安や悩みは、共感できる人が必ずいます。

私もその一人として、あなたの力になりたいと思っています。

これまで多くの方々が、自分自身と向き合いながら前に進んできました。

あなたもきっと、自分らしい生き方を見つけることができます。その一歩を踏み出すお手伝いをさせていただければ幸いです。

ブログやSNSでは、発達障害に関する情報や日々を豊かにするヒントを発信しています。

ぜひご覧になってみてください。もし何か気になることや話してみたいことがあれば、いつでもお気軽にご連絡ください。

一緒に悩みから解放され、明るい未来へと歩んでいきましょう。

あなたが自分らしく輝けるよう、心を込めてサポートいたします。

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